【コラム番外編】『選挙権を得たあなたへ』 <番外編> 障害者目線に立った情報保障

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新たに選挙権を得た18、19歳のあなたへ

元気会に所属している地方議員3名が登場し、彼らが考える日本の政治について展開しているこのコラム。
前回は、地方政治に取り組むなかで感じることを語っていただきました。「住民の声」を聴き、期待に応えていくことこそ、地方議員が一番大切にしなくてはならないことだとわかりましたね。あなたの街の政治家は、どうですか?
さて、今回は番外編として、座談会のなかでも盛り上がった「障害者目線に立った情報保障」をテーマにお送りいたします。ぜひ、ご一読ください!

<座談会メンバーのご紹介> 
たなか
 田中 たくみ(渋谷区)  さいとう 斉藤 りえ(北区)  まつした 松下 まさよ(朝霞市)

<番外編> 『障害者目線に立った情報保障』

当たり前のことを当たり前にできるようにする情報保障を

インタビュアー(以下/イ)) 斉藤議員がいらっしゃるのでぜひお伺いしたいのですが「障害者目線に立った情報保障」についてどう考えているか、読者のみなさまへ伝お伝えください。

さいとう 本当に強く言いたいのですが「情報保障の視点」に関して、日本はまだまだ努力が足りないと考えています。
例えば、インターネットで18歳選挙権について検索をすると、若者や政治家が18歳選挙権に関して沢山の情報を提供していますよね。そのなかで、最近は『You Tube』のような動画も目につきますが、それらの動画はまず、聴覚障害者は理解できません。なぜなら、情報保障として必要な、字幕や手話が無いから・・・。

たなか たしかに、映像を見ていても、字幕や手話がついている作品に出会うことは少ないように感じますね・・・。

イ)そのことに気がついている健常者は、残念ながらごくわずかかな・・・と思います。

さいとう 新たに選挙権を得た若者のなかには情報保障が必要なかたも当然いらっしゃいます。私は問いたいです、「彼らには、さまざまな判断に繋がる情報はいらないのですか?」と。そのことを考えていただければ選挙はもちろん、それ以前の日常から政治の情報発信に情報保障の視点は重要であるということがわかっていただけるはず。障害者を含めた若者が、健常者と同じようにきちんと情報を得て、今後、健常者と同じように政治に触れ、そして選挙に臨めるよう情報保障の整備は重要です。

まつした そうですよね。同じ場所にいて、同じ話を聞けば、誰もが同じ情報を得ることができる仕組みづくりが必要だということに改めて気がつきました。

さいとう これをどれだけの人がわかってくれているか・・・。さらに、今後のことを考えれば、特別支援学校などでも通常学校と同等に政治制度に関する教育をすることも考えるべきです。

イ)特別支援学校と通常学校で政治制度に関する教育の行いかたが違うということは、経験者しかわからないことだと思います。言われてみて、ハッと気がつくかたも多そうです。

さいとう はい、こちらもある意味では情報保障ということになるんですよ。そして、障害のない若者が、きちんと情報保障のことなど障害者に理解を持ったうえで政治や選挙に臨んでいただけたら嬉しいです。

たなか それは、どんどん発信していきたいですよね。理解が進めば進むほど、情報保障そのものが特別なものではなくなり、その視点が足りないといったこともなくなりますから。

イ)そのためにも福祉教育の充実を進めるべきですね。

まつした 情報保障の視点だけではなく情報保障 “そのもの” も足りないと思います。

さいとう もちろん、その通りです! 私は、健常者とは違う状況のかたがた(さまざまな障害者)がいるということを忘れない政治を実現するためにも、すべての政治家には障害者への理解を持って政治に取り組んで欲しいなと心から願っています。


次回「今の日本をどう見るか」をテーマに展開いたしますので、お楽しみに!

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