【コラムNo.7】『選挙権を得たあなたへ』 第7回 地方議員が考える日本の政治

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新たに選挙権を得た18、19歳のあなたへ

元気会に所属している地方議員3名が登場し、彼らが考える日本の政治について展開しているこのコラムも、今回がラスト!
前回は「今の日本をどう見るか」をテーマに語っていただきました。地方議員の目線で語られた日本の政治の問題点、田中議員から指摘があったように「政策論よりも数の論理が優先されてしまう」ことは、今後も考えていく必要がありますね。さて、最終話は「日本の選挙制度」がテーマです。ぜひ、ご一読ください!

<座談会メンバーのご紹介> 
たなか
 田中 たくみ(渋谷区)  さいとう 斉藤 りえ(北区)  まつした 松下 まさよ(朝霞市)

第6回『地方議員が考える日本の政治<最終話> 日本の選挙制度』

投票率をあげていく仕組みの構築が必要

インタビュアー(以下/イ)) いよいよ来月の参院選より18歳・19歳の若者も新有権者として選挙に参加しますが、みなさまは現在の選挙制度の問題点についてどう考えておられますか?

たなか小選挙区は大政党の総取りになってしまうので、少数意見が反映されにくいという問題点があります。それに、勝った政党に対して白紙委任(人に物事を依頼する際、条件をつけずに一任すること)になってしまう。これはどうなんだろうと・・・。

さいとうもともと健常者のみでつくった制度なので、障害者のさまざまな判断につながる情報保証を充実させるべきです。

イ) 現在の制度づくりは、最初から障害者が排除されているということ・・・ですね。

まつしたそうか、そういった問題もありますよね。私が思うのは、現状の課題として「低投票率」であること、「高齢者・ある一定の団体の意見を尊重せざるを得ない」こと、が挙げられるかな。

イ)それについては、これまでもマスメディアで多く取り上げられていますよね。この問題は、今回の選挙権の引き下げがなければ、解決しなかったかもしれませんね。

まつした はい、なので、安全性を担保したうえで「ネット選挙の導入」もしくは「投票の強制化」で投票率をあげていく仕組みの構築が必要だと考えています。

イ) 恐らく、沢山の問題点が出てくると思いますが、それもふまえて、今回選挙権年齢が引き下げられたことで、地方議員の立場から期待することはありますか?

まつしたわたしからはひとつだけ! 『18歳、19歳の若者に投票へ行くことの重要性を認識してもらいたい』、とにかくこれです。

たなかうん、ストレートですね(笑) 私はふたつ。ひとつは『小・中学生にも主権者教育が進む』こと。ふたつめは『高校生が政治に関心を持つこと』。なぜなら、親も投票に行かざるをえなくなるので、投票率が上がることが予想されますから。

さいとう選挙権が引き下げられたことで、これまであまり問題視されなかった「情報保障」への理解がスピードをあげて進むといいな、と期待しています。さまざまな障害などによって、健常者と同じように情報を得られないかたがたに対し代替手段を用いて情報を伝えることで、双方のコミュニケーションを図ることも出来ますよね。

イ)そうですよね。例えば、聴覚障害において言えば、聴こえの程度も当事者が求めるコミュニケーション方法も一人ひとり異なるんですよね。

若者が政治に関心を持つことで変わる、日本の未来

イ)では、若者に政治を身近に感じてもらうために必要なことを取り上げてみたいと思います。田中議員、いかがでしょうか?

たなか国会議員だけでなく地方議員の事務所でもいいので、学生に「インターンシップ」をしてもらうことが一番かと思います!

イ)大学の掲示板などにも、ときどき出ていますよね。学生のうちから政治に触れることで投票への意識も高まりますね。

さいとう私は、若いということは、未来に大きな可能性を描けるということだと思うので、ぜひ、「自分が住みたい日本・街」をイメージしてもらいたいと思います。

まつしたちょっと厳しい言いかたになってしまいますが、テレビのバラエティ番組やニュースの司会者の発言が世論を形成していく風潮に危惧しています。そのため、「学校教育」「家庭教育」が重要で、自分で考え、判断し、行動をおこせる市民と国民を育てていく必要があると感じていますね。

イ)政治に触れることが出来る場所は、さまざまですね。斉藤議員の「未来を描く」ことからはじまり、田中議員の「インターンシップ」を経験し、松下議員の「自分で判断し行動する」。繋がりますね。

たなかきっかけはどこに転がっているかわかりませんので、政治に少しでも関心があれば、元気会の事務局へいつでも御連絡ください!

イ)では、最後に、若者へメッセージをお願いします!

まつした投票へ行ってください! ありきたりな政策ばかりの日本を変える力を持っているのは、新たに選挙権を手にしたあなたたちです。

さいとう選挙は健常者だけのものではないという意識を持って、これからの日本をともにつくりあげていきましょう!

たなか選挙活動と政治活動はまったく別物なので、政治家の普段の発言をよく見て判断してください!


「地方議員が考える日本の政治シリーズ」、いかがでしたでしょうか? みなさまからのご意見・ご感想をお待ちしております! そして政治について少しでも関心があるかた、選挙について詳しく知りたいかたは、お気軽に御連絡くださいね!

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